published on: 2014-07-01 12:46:11
『希望こそが絶望の原因だ』 そして希望がなければ人は決して絶望しない。あなたがいなければあなたも傷つくまい。何もなければ、何も壊れまい。そうすれば、世の中や宇宙はただ、自然に起きる。出会いも別れも、語ること聞き耳をたてる事。味わう。眺める。ありのままだ。それが宇宙の美しさだよ。ありのままに何も手をつけないことこそ存在への優しさと愛だと感じるがね』
自然の中に死を恐れて嫌がるようなものは何ひとつない。自然はその半分が死ぬということで支えられている。枯れることを拒む花などない。そんなことになったら、自然は草と花だらけとなり、そうすれば、虫だらけとなり、世界はそれを食べる鳥だらけになってしまう。死ぬことは生きることと全く同じ大切なものだ。
宇宙は『存在しようとする意志故に存在する』ということだ。その意志を加速するためなら、宇宙は多様性であれ、娯楽性であれ、苦悩、恐怖、達成欲、なんでも生物にプログラムするさ。存在への意志が宇宙の根拠だ。だが、その根拠の原因はない。ただそうなのだ。しかし、ひとつだけ、その存在の意志には相対的な原因がある。それは、無の領域への恐怖、ないしは、反発力だ。
あらゆる2分離が創造の根源である。そして、それを合体への葛藤状態におきながらも合体しない距離を維持することで、元素も生物も男女も、惑星と恒星も、なにもかも、分離のままで活動し、回転し、永久に回り続ける。これが輪廻である。それは生まれ変わりの事ではない。やめられない、『終息しない活動自体』を『輪廻』と言うのだ。